「田中角栄」考
田中眞紀子の幼さ



 選挙戦真っ最中に、世の話題をさらうのに一生懸命なあまり誰にでも攻撃を加える考え方の幼い人がいる。
 自民党から離党をして古巣の批判をするのは別にかまわない。 そんなことはべつにねぇ~。

 しかし、言いたいことを言う、毒舌が売りとしても仮にも政治家を目指す者として、過去、外務大臣をやっていながら拉致被害者に何もしなかったのを棚にあげて、いまさら彼らの心情を理解しない心無い発言をしている のは、やはり国民の代表としてふさわしくないと個人的に思う。
頭の回転は速いが、哲学がまったく無い。 政策がない。 その場、その場で面白いことを言うが、サッチーとかデヴィ夫人の域を出ない。
この人のためにという子分ができない。 部下に威張り散らす。 一匹狼。
所詮はわがままなお嬢さん。 こういうことを言ったら、どんなことを引き起こすかといったバランス感覚がまったく欠けている。
言っていることがくるくる変わる。 恰好良さを求めているだけ。
ロッキード事件の怨念が強すぎるのか、アメリカ嫌い。 親中派過ぎる。 外交の冷静な判断を誤る。
< 田中外務大臣9ヶ月の軌跡 >
4月26日 外相に就任
4月27日 「新しい歴史をつくる会」 の編纂した教科書を読みもしないで 「事実をねじ曲げようとする」 と発言
5月8日 アーミテージ米国務副長官との会談ドタキャン
( 急に用事が入ったと言い訳 → 後に心身疲労という言い訳にならない弁解に変更 )
5月9日 人事凍結方針を表明
5月10日 アルゼンチン外相との夕食会を 「日程の都合」 で欠席
5月19日 台湾李登輝前総統の来日を以後認めないと発言して内外から反撥を呼ぶ
6月1日 ダウナー豪外相・ディーニ伊外相との電話会談で政府見解と異なる米ミサイル構想批判して訂正せず
6月21日 鈴木宗男代議士の質問制限を衆議院外務委員長等に要請
7月6日 在京中国大使に大使、小泉首相の靖国参拝に反対する考えを表明
8月2日 首相の柳井駐米大使の更迭を拒否する意向を表明
9月12日 米国務省の避難先という国家機密を記者団に漏らす
9月12日 天皇陛下の内奏の模様を外部に漏らしたとの疑惑
9月下旬 パキスタン難民キャンプの視察を 「あんな汚いところは嫌」 と拒否
10月29日 人事課長の更迭を求めて人事課に籠城
11月1日 紛失した指輪を秘書官に買いに行かせ、イラン外相との会談に遅刻
12月25日 「台湾は香港と同様、中国に収斂されていくのが望ましい」 と政府の立場を逸脱した発言で台湾外交部が激怒、抗議される。
1月20日 NGO問題浮上
外務省とは関係ないけど、7月28日には、参議院選挙で自民党候補の選挙妨害演説をやっている。

< 田中眞紀子外務大臣9ヶ月の成果 >
金正男来日時の不手際( パニックと言い訳し、さっさと国外へ退去させてしまう )
米ブッシュ大統領と石油業界との癒着を批判
唐家セン中国外交部長との会談で首相靖国参拝撤回を説得され首相批判( ゲンメイ( 厳命 )される )
外務事務次官人事で首相官邸・外務省内と対立
指輪を買いに行かせた問題で国会紛糾
参議院選挙で自民党候補の選挙応援演説に赴き、逆に妨害演説
外務省不祥事処分も官僚任せの原稿を読むのみ。 外務省改革も成果どころか過程すら全く無し
パキスタン訪問時、日本政府としては関与しないカシミール帰属問題について 「パキスタンを支持する」 と発言し、インド側が激怒
国連総会出席 / アフガン復興会議議長を巡る露骨な売り込み失敗
 これだけの失態・不祥事を犯しながら、今まで辞職しなかった方が不思議 であるが、田中眞紀子信者は 「バッシング」 と言い切る。 だが、断じてバッシングではない。 もちろん中には外務省職員による情報リークという看過すべからざる問題もあるが、多くは外相自身の発言・行動が問題なのである。 森前首相へのいわれなき中傷は本当の 「バッシング」 であったが、田中外相の場合は自業自得である。
 これが田中眞紀子でなく、他の自民党議員であったならばおそらく5~6回は辞任要求されていただろう。 指輪問題と妨害演説以外は、すべて日本の外交・国益に関連する重大事であり、田中眞紀子が外相に就任してからというもの、日本の国益をどれだけ損なったか わからない。
 これだけの大失態をかばい続け、むしろさしたる証拠もなく推測だけで鈴木宗男( 前衆議院議院運営委員長 )を悪者にしたててまで、外相の地位を守らせようとしたマスコミ および田中眞紀子信者は、国民に対し心から謝罪すべきである。 そして、今後田中眞紀子議員の政治活動いっさいの停止を望みたい。


< おまけ:大橋巨泉参議院議員6ヶ月の無成果 >
出馬表明会見で鳩山由紀夫代表を非難
政党で選ばれるべき比例代表選で出馬・当選しながら 「民主党でなくても良かった」 と発言
度重なる執行部批判。 自分の考え( センターレフト・リベラルと称する極左教条主義 )が通らないと 「こんな閉鎖的・独善的世界はない」 と政党そのものを批判
テロ事件後の法整備に関して党議拘束を無視。 果ては政党制民主主義の暗黙ルールである 「党決定に従う」 という決まりまで非難。
党議拘束違反に対し執行部が処分を下さないことにも批判しておきながら、通常国会での質問者リストからはずされたことを憤慨して議員辞職。
社民党の女性議員参加の 「辞職会見」 という名の茶番劇。
 単に、自分の考えがすべて通ると思っていたガキ大将が現実の世界で思い通りにならないことを知り、挫折するのでなく逆ギレして 「自分を受け入れない方が悪い」 としらを切っただけの大茶番である。 彼の政治的立場からして愛すべき日本国憲法に、 「国権最高の機関」 と謳われた国会に対して、これほど無礼な蛮行はあるまい。 大橋巨泉がなんと言い訳しようが、世間の見る目は 「たった半年で責任を投げ出しただらしない男」 以外の何物でもない。

 ただひたすらに小泉純一郎首相を敵視しながら、上記のような失態をやらかした田中眞紀子外相に関しては何ら批判しないところに大橋巨泉の正体が見える。 要は、マスコミ迎合のタレント議員という、それだけの“年寄り”である。

 自分が立候補する政党のこともよく調べないまま出馬・当選し、後から党批判をするなどは筋違いも甚だしい。 厚顔なことに大橋巨泉は今後もテレビなどに出演し、政界・国会の批判を続けるという。 どこまで図々しいのか。 大橋巨泉に投票した41万有権者への責任をとって頭を丸めるなり引退するならまだしも、客寄せパンダが自分の地位に不満で動物園から外へ出て悪口を言うなど大笑いというほかない。 今後、いっさいの言論活動の停止を求める。

 今回の件で、テレビの報道番組( と称する偏向番組 )は 「これで小泉内閣の支持率は低下するだろう」 と予言する。 それも仕方あるまい。 現状では 「支持率」 が 「人気投票」 を意味しているのだから。 本来、政治家としての資質に 「人気」 は全く必要ない。 むしろ邪魔な存在である。 能力・実績評価を濁らせてしまうからである。 その辺のことをわきまえず、 「面白いから」 「言葉の歯切れがいいから」 などという政治家の資質とは無関係な要素で 「人気者」 にしたり 「バッシング」 したりと、人気投票と支持率が区別できぬ愚かな有権者が多い限り、首相公選制など幻想に過ぎない。